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薩奸死すべし。土方歳三来襲。「ドリフターズ」4巻

ドリフターズ  第4巻 (ヤングキング・コミックス) ドリフターズ 4 (ヤングキング・コミックス)
著者:平野 耕太

出版社:少年画報社 2014-10-27
Kindle版:ドリフターズ 4 (ヤングキング・コミックス)

この巻ではオルテ帝国をめぐり、豊久たち「漂流者」と土方歳三たち「廃棄物」がぶつかり合います。

 

3巻の感想はコチラ

nomanga-nolife.hatenablog.com

 

あらすじ

サンジェルミの手引きによりオルテ帝国内部へと入り込んだ豊久たちはクーデターへと動き出す。議会を掌握し無血で帝国を手中に収めようとしたその時、「廃棄物」の一人ラスプーチンの妨害によりその策は失敗してしまう。もう一人の「廃棄物」である土方歳三の軍がオルテ帝国の中枢への進軍を開始する。豊久たちは、豊久が率いるドワーフからなる歩兵、与一が率いるエルフからなる弓兵、信長が率いるサンジェルミの私兵からなる銃兵に別れ、これを迎え撃つ。オルテ帝国を手中に収めるため、「漂流者」と「廃棄物」がぶつかり合う。

 

感想

島津豊久VS土方歳三

薩摩に強い恨みを抱く土方歳三島津豊久の両軍の総大将同士の戦いが今巻の見どころです。土方は薩摩のことを裏切者として認識しているでしょうか、「島津」と聞いて強い恨みを抱く表情を見せます。それに対し豊久が煽る煽る。基本的に豊久は煽り性能が激高ですし、それに対し「廃棄物」の面々は煽り耐性が激低な気がします。豊久のそれは持って生まれたものか戦闘に特化した教育の賜物でしょうが、「廃棄物」のそれは人とは別物になってしまったということでの理性の欠如なんでしょうか。

さて、この二人の戦いですが、土方歳三新選組という亡霊を操る能力のようなものを使用して豊久に襲いかかります。実際、歴史上でも新選組は集団戦法を得意としていたと聞きますし、これはそんなに突拍子もない能力ではないですね。とはいえ物量が違うので、豊久は苦戦を強いられます。新選組は斬っても斬っても出てきて減りませんから。

二人の決着のあと、土方が見せた笑顔が印象的でした。この人はあんまり「廃棄物」っぽくはないんですよね。

 

異世界の戦いに変革を

ついにこの世界に銃が登場します。突っ込んでくる「廃棄物」の軍勢に対し、信長率いる銃兵がこれを迎え撃ちます。銃を知らない人間は皆これを懐疑的な目で見ていましたが、その威力を目の当たりにして驚愕の表情へと変わります。歴史上でも銃の登場で戦の様相が一変しましたし、土方のように銃の存在を知っている人間がいて対策されたり、ワイルドバンチ強盗団のガトリングのようにはるかに技術の進んだ銃が持ち込まれたりもしていますが、今のところ銃を生産・使用できるのは「漂流者」側だけなので、大きなアドバンテージにはなりそう。

 

各地の勢力はまとまるのか

北方では犬人や猫人、海岸線ではグ=ビンネン商業ギルド連合がそれぞれオルテの軍と争っている模様。北方の方は「漂流者」の菅野正とスキピオが猫人や犬人を率いているようですし、グ=ビンネンの方はこちらも「漂流者」の山口多聞が協力しているようなので、これらと豊久たちがまとまっていくのでしょうか。しかし、特にグ=ビンネンの方は一筋縄でいかなそうです。オルテと和平を結んだら「オルテとオルテに対する勢力に武器を売る」みたいな商売人の鑑のようなことを言っていたので。とはいえ、「廃棄物」によって世界が滅んだらどうしようもないので協力せざるを得ないでしょうが。

早く漂流者たちが揃うところが見たいですね。豊久と菅野は意気投合しそうですし(信長とスキピオの心労がマッハになりそうですが)、ハンニバルスキピオと再会して呆けから脱却して欲しいところ。

 

5巻では「漂流者」と「廃棄物」がどう動いていくのか。ますます目が離せません。

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