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「人類」と「化物」の生存競争へ。「ドリフターズ」5巻

ドリフターズ  5巻 (ヤングキングコミックス) ドリフターズ 5 (ヤングキングコミックス)
著者:平野 耕太

出版社:少年画報社(2016-06-06)
Kindle版:ドリフターズ 5 (ヤングキングコミックス)

ようやく先月発売した5巻ですが、ついに黒王軍の人類廃滅の長征が始まります。オルテを奪取した豊久たち「漂流者」はこれに対し、どう立ち向かうのか。注目の5巻です。

 

4巻の感想はコチラ

nomanga-nolife.hatenablog.com

 

あらすじ

オルテ帝国の奪取に成功した豊久たちは各地のオルテ軍の接収と周辺諸部族との講和へと動き出す。信長の策により着々と目的に向けて進む中、グ=ビンネンの首魁であるシャイロックが交渉に訪れる。一筋縄ではいかないシャイロックに対し、サンジェルミは一歩も引くことなく舌戦を繰り広げ、ついに講和を成し遂げる。

一方、北の地では黒王による化物の教化・文明化が驚異的な速さで進んでおり、大きな市を開き通貨をやり取りするなど、立派な「都」が築かれていた。さらにその奥では鎧を着た巨人族やケンタウロスの訓練が着々と進んでいた。準備を整えた彼らを率い、ついに黒王が南征を開始する。

 

感想

救世の玄人「黒王」の目的

この巻から黒王軍の本格的な”人類廃滅”が開始されますが、その目的が明らかになります。「人類に裏切られ絶望した」ということはこれまでに語られていましたが、それが理由というわけではなく、その真意は予想以上にスケールの大きいものでした。その理由が「黒王」という名前に直結するわけですが、これは上手いなぁと感心されました。

人類視点から見れば「黒王」は間違いなく悪ですが、それ以外から見ると一概にそうとも言えないので、何が正しいのかちょっとわからなくなりますね。結局は「所詮この世は弱肉強食」ということになっていくんでしょうか。

それにしても「黒王」の正体が若干わからなくなってきました。「救世の玄人」なんて呼ばれてるので、そんなのは後にも先にも該当は一人しかいないと思うのですが、なぜ遥か未来の思想や戦術を知っているのかが謎です。これに対しては作中で光秀も疑問視していますが(信長殺せればいいやって思考放棄しますが)、どうなんでしょうね。本当に立川在住の方なら納得ですが、世界滅ぼさないだろうしな(笑)

 

山口多聞と菅野直の相撲対決

山口多聞と菅野直とスキピオの「漂流者」3人がワイルドバンチ強盗団の手引きにより合流することになります。そんな中で菅野が多聞に相撲を仕掛けて、スキピオたちがドン引きしますが、私も同様でした。何してんのこの人達・・・笑

勝負のあと菅野から自分がいなくなった後の戦争の経過を聞かされますが、その後の「たった2人だが二航戦だ」というのが感慨深いですね。この人も豊久同様死に場所を探していたのかもしれません。

 

ついに「漂流者」側から死者が出るのか

黒王軍の進軍が開始され、それに対する決戦の地として信長は「マモン間原」を選択します。地図でその地形を目にした豊久が関が原を思い浮かべて何やら納得します。

 

死亡フラグにしか見えない

 

「烏頭坂はまだ続いとる」発言もありましたし、豊久が信長を逃がすために”捨てがまり”をするようなフラグです。あるいはそれを信長が止めて豊久たちを逃がして、自分が残るのか。ただ、豊久と信長がいた廃城との奇縁(「紫」の仕組んだことかもしれませんが)も判明したので、二人とも生き残って欲しいものです。いずれにせよ最終決戦の地は廃城になりそうなので、「マモン間原」の決戦は敗戦となりそうです。となると、やっぱり、ただじゃな済まないよなぁ。

 

決戦の行方が気になる6巻の発売が待ち遠しい!