未亡人と男子高校生の不思議な関係「八雲さんは餌付けがしたい。」1~3巻感想
ひとり暮らしの未亡人・八雲さんと、これまたひとり暮らしの男子高校生・大和くん。
ひょんなことから八雲さんに夕飯を作ってもらうことになった二人の関係を描く、ちょっと心がほんわかする、そんなストーリー。
今日は「八雲さんは餌付けがしたい。」の紹介です。
あらすじ
1巻
「ただいま」
「おかえり」
名門校の野球部に所属する大和くんは部活を終えるとアパートの隣に住む未亡人・八雲さんの家で夕飯をごちそうになるのが日課だ。ひょんなことから八雲さんは大和くんに毎晩餌付けをしている。そんな二人のナイショな関係。
2巻
八雲さんは大和くんが出場する大会の応援に駆けつける。試合後、持参したお弁当を大和くんに渡すと他の球児たちもやって来て―――!?
3巻
今日も大和くんを餌付けするために買い物に出かけた八雲さん。アパートに帰ると、大和くんの部屋の前に見知らぬ小さな女の子が立っていた。
「あれ?あなた・・・妹さん?」
大和くんの妹・さくらちゃんも一緒に、今日も温かいご飯で餌付け開始。
感想
「未亡人」と「男子高校生」のアヤシイ関係?
いいえ、まったくそんなことはありません。(断言)
ご飯を振る舞う(=餌付け)ことが大好きな八雲さんが、ひょんなことで知り合ったお隣の男子高校生と約束を交わし、一緒にごはんを食べるお話です。
設定だけ聞いて「おや?」と怪しい勘ぐりをしてしまったあなたは、私と同じく穢れています(笑)
「おかわり」に喜ぶ八雲さんに萌えること間違い無し!
八雲さんは餌付けが大好きなので、「おかわり」の言葉を聞くとすごい喜びます(笑)
その姿が可愛いんですよね。
それに応えるかのように食べ盛りの大和くんはご飯をかきこんだり、特大ハンバーグを二口で平らげたり、こっちまで嬉しくなるような食べっぷりを披露してくれます。
美味しそうな料理による「飯テロ」に注意!
男の子が好きそうなメニューが中心なので、読んでるとお腹がすきます。
「孤独のグルメ」を見て夜食テロに悩まされた人は読むとき注意してください(笑)
サイドを固めるキャラクター達をもっと見たい
大和の幼馴染で大和のことが大好きな野球狂のルイやその友達の一見クールな律子。大和くんの妹のさくらちゃんに、八雲さんの悪友の由梨。
おまけで描かれているエピソードがあるのですが、本編でももっと出番が増えて欲しいくらい魅力的です。特に暴走するルイは見ていて飽きません。
気になる今後の二人の関係は?
今のところは「姉弟」という関係がしっくりくる感じですが、大和くんは間違いなく八雲さんに惹かれていますね。そりゃ、男子高校生ですもの。美人に毎日ごはんを作ってもらってたら、惚れちまいますよ!
八雲さんのほうは弟くらいに思ってそうな感じですが、時折、大和くんに旦那さんを重ねている時があるので、今後どうなっていくのかも見どころです。
頑張れ、大和くん!
美少女たちから溢れる欲情の泉「パラレルパラダイス」1巻感想
鬼才・岡本倫先生が描く異世界ハーレムマンガ。
可愛い女の子が表紙を飾ります。
岡本倫先生って?
これまで岡本倫先生が描いた(関わった)マンガを振り返ってみましょう
可愛い子ほど真っ先に死んでいく「エルフェンリート」。
タイトルだけだと何のマンガかまったく想像付かない「ノノノノ」。
キャラクターの下ネタへのテンションが異常な「極黒のブリュンヒルデ」。
自制心崩壊系純愛エロコメというジャンルを作った「君は淫らな僕の女王」。
要するに一筋縄でいかないニッチなジャンルのマンガを描く作家さんです。
共通点は登場人物が全員変態。
「パラレルパラダイス」ってどんな話?
そんな岡本倫先生の新作はどんな話かというと、異世界ハーレムマンガです!
世に溢れかえる異世界ハーレムものというジャンルですが、稀代の変態鬼才・岡本倫先生が描くハーレムものは一味違います。
あらすじ
同じクラスの幼馴染に想いを寄せる主人公・太多陽太(ただようた)は、ある日突然、謎の人物に突き落とされてしまう。目覚めるとそこには赤と青の二つの月、紫色の夜が広がる異世界だった。
陽太の前に現れた女騎士ルーミと神の化身ジーニアス。ジーニアスにより衝撃的な言葉が告げられる。
「この星にただの一人も男はいない。まずはこの女と交尾しろ。話はそれからだ。」
感想
というわけで、この異世界には陽太以外の男は存在しません。
そのため女の子は男に対しての免疫がありません。
その結果どうなるかというと。
股間から汁がドッバドバ
触っただけで欲情してしまうのです。
しかもこの汁、名前がついてます。その名も
欲情の泉
この作者頭おかしい(褒め言葉)。
このまま変態的なハーレムコメディになるのか、はたまたヒロインの首が吹っ飛ぶような事態になるのかと身構えていると斜め上をいく展開に。
ジーニアスから女の子たちに関わるこの世界の秘密が告げられるのですが、その設定がクソ重い。1巻の重要な盛り上がりどころなので詳細は伏せますが、うっかり世界観に引き込まれると思います(笑)
1巻はとてもテンションが上がるとこで終わりますし、女の子たちの天敵とされる「カル」も登場するようですので2巻が待ち遠しいです。
「彼方のアストラ」が『このマンガがすごい!大賞』に選ばれるべき5つの理由
「彼方のアストラ」って?
「彼方のアストラ」のあらすじ
舞台は西暦2063年の近未来、宇宙旅行が日常となった時代。学校行事でキャンプに訪れた惑星で、9人の少年少女達は『謎の球体』に遭遇し吸い込まれてしまう。
気づくとそこは宇宙空間。わけもわからずパニックになる9人だったが、何とか近くにあった宇宙船へと逃げ延びる。窮地を脱した彼らがホッとするのもつかの間、衝撃の事実が明らかになる。
なんとそこは5千12光年離れた宇宙であった!
宇宙の彼方で遭難した少年少女9人の運命をめぐる、近未来SFサバイバルサスペンスが幕を開ける。
「彼方のアストラ」が『このマンガがすごい!大賞』に選ばれるべき5つの理由
同じく「ジャンプ+」で連載している「ファイアパンチ」がオトコ編の第三位となっていますが、個人的には「彼方のアストラ」の方がおもしろいと思います。
話題性は圧倒的に「ファイアパンチ」ですけどね!ただ、話の内容、展開は圧倒的に「彼方のアストラ」だと思います。(異論は認める)
というわけで、『このマンガがすごい!大賞』に選ばれるべき5つの理由と題して、「彼方のアストラ」の魅力を語りたいと思いますw
1.魅力的なキャラクター達がすごい!
「彼方のアストラ」にはユニークな性格や特技を持った9人の少年少女が登場します。
それぞれの個性を活かし困難に立ち向かい乗り越え絆を深めていく物語となっています。
ここではそんな9人の少年少女を簡単に紹介したいと思います。
①カナタ・ホシジマ
高校生ながら十種競技の選手であり運動神経抜群。類まれな運動能力と持ち前の明るさで皆を引っ張り、困難を乗り越えていく。将来の夢は宇宙探検家。
②アリエス・スプリング
みかんやお茶を凍らせて持ってきたり、天然ボケな発言をする朗らかな性格の女の子。その性格から窮地に陥った時に皆を落ち着かせる役割を果すことも。オッドアイと一度見たものを忘れない映像記憶能力を持つ。
③ザック・ウォーカー
IQ200を誇る天才男子で、宇宙船の操縦免許を持っており「アストラ号」の操縦を担う。可食判定機などの発明をし、サバイバルを助ける。お母さん的ポジション。
④キトリー・ラファエリ
医者の家に育つ褐色女子。裕福な家庭に育ったため上手く周囲と馴染むことが出来ず、素直になれない性格。ザックとは幼馴染。腐女子。
⑤フニシア・ラファエリ
キトリーの家に養女として引き取られた10歳の女の子。キャンプにはカナタ達の班の「課題」として特別参加。頭で考えたことを口汚く喋る「ビーゴ」というパペット人形がお気に入り。
⑥ルカ・エスポジト
コミュニケーション力が高く手先が器用。船の簡単な修理や狩猟道具の作成を行う。「謎の球体」に恐れること無く真っ先に近づいた、ある意味「戦犯」。
⑦ウルガー・ツヴァイク
ニット帽をかぶり片目を隠している一匹狼。とある事情から狙撃の腕が高く、銃や弓を使いサバイバルを助ける。
⑧ユンファ・ルー
引っ込み思案で自分に自信のないムチムチボディの女の子。一同の中で役に立てないことを自己嫌悪していたが、ある出来事を経て仲間と打ち解ける。男子人気が高い。
⑨シャルス・ラクロワ
生物への愛情と情熱がすごい変態イケメン。喋ると何故かよく顔がキラキラと光る。豊富な生物の知識や料理の腕でサバイバルを助ける。
2.緊張感溢れるストーリーがすごい!
宇宙を漂流するサバイバルマンガなので、立ち寄る惑星で困難に巻き込まれるわけですが、このマンガはそれだけではありません。
なぜ、カナタ達の班が、このような事態になってしまったのか。それぞれのメンバーたちが抱えている秘密。「謎の球体」の正体。などなど…
次々と衝撃的な展開が待ち受けており、特に単行本の各巻の引きは次の話への期待を高める素晴らしいものとなっています。
特に最新刊の4巻のラストは衝撃的で、本編で読んだ際には背筋がゾッとして鳥肌が立ちました。
3.緻密な伏線がすごい!
ストーリー展開とカブる部分もありますが、プロットからきちんと練られて張られている伏線に驚かされます。何気なく登場した言葉が、後に明かされる重大な事実に絡んでいたり、篠原先生はやはり天才だと思います。
4.おまけの4コマや旧作との関連などのサービス精神がすごい!
4コマでは本編では描かれないキャラクターたちの日常が描かれており、それぞれの性格の掘り下げだったり、キャラクターへの感情移入をすすめる良いカンフル剤となっています。
また、前作の「SKET DANCE」との関連を匂わす言葉が出てきたりと、旧来からのファンであれば「おや?ひょっとして?」と思うことでしょう。
5.このクオリティを隔週で連載しているのがすごい!
これだけキチンと練られているだろう話を隔週で連載してクオリティを落とさず、むしろ加速度的に盛り上げているところに驚かされます。本編ではサバイバルの終わりも近づき、これまでの謎が一気に明らかになっていくと思われますので、ますます目が離せません。
最後に
いかがでしたでしょうか。「少年ジャンプ+」では1~3話(と最新2話)が無料で読むことができます。この記事を読んで少しでも興味を持っていただけたら、ぜひ読んでみてもらえると嬉しいです。
1話はコチラ
最新の42話では衝撃的な事実が明かされていますので、くれぐれもネタバレには気をつけてください!
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
色々な人物との再会「ダンジョン飯」3巻
ダンジョン飯 3巻 (ビームコミックス) 著者:九井 諒子 出版社:KADOKAWA/エンターブレイン(2016-08-12) Kindle版:ダンジョン飯 3巻 (ビームコミックス) |
待ちに待った「ダンジョン飯」3巻が発売となりました!いやぁ、実に待ち遠しかった。
今回は以前の巻で登場した人物が何人か出てきました。冒頭のパーティとは生きているうちにまた会う機会があるんだろうか(笑)
1巻でライオスのPTを抜けた昔の仲間も出てきたり、3巻では人との交流が多かったですね。
2巻の感想はコチラ
あらすじ
ライオスたち一行はケルビーの肉の運搬とセンシに水上歩行の魔法をかけるための石鹸の準備で、未だに4階で立ち往生していた。暇を持て余していたライオスとチルチャックは水辺に何かが浮いているのを発見する。近づいてみるとそれは以前ライオス達が発見した宝虫に襲われたPTであった。近くに魚人の死骸も浮いており、どうやら魚人と相打ちしたようだった。魚人を見つめるライオス。危機を察知したチルチャックは、魚人を食べるのは反対であると、ライオスに釘を刺す。果たして、一行は魚人を食べてしまうのか!?
感想
人魚はNG?魚人はOK?
一応どちらも分類としては人魚ですが、哺乳類(人魚)と魚類(魚人)に分かれるようです。どちらも人型なので、食べるのはためらわれますよね。「牛は良くて魚類の人魚が何故かダメか」というライオスの問もわからなくはないですが、チルチャックの言うとおり「気分の問題」としか言いようが無いよなぁ(笑)
ライオスの探究心が恐ろしいです。それにしても、モンスター食べているせいか一般的な倫理観が欠如してきているチルチャックの変化もちょっと怖かったですが。
ダンジョン内の食物連鎖。クラーケン登場。
初めてボスっぽいモンスターの登場です。センシが「イカやタコなら捌いたことがある!」と言ったのが頼もしいのか何なのか(笑)確かにでかいイカですけど。
ここで登場する料理は普通に美味しそうでしたね。ライオスが痛い目にあったのは笑えましたが、懲りないんだろうなぁ。
昔の仲間ナマリと再会
1巻で別れた二人の仲間のうちの一人と再会しました。ちょっと確執めいた感じはありましたが、最後は料理を皆で囲んで和解できたみたいで、料理って素晴らしいですね。その料理はダンジョン飯なわけですが。もう一人の再会も次巻であるのかな?
テンタクルス攻略法
触れるとえらいことになるテンタクルスが群生する場所を突っ切らなければいけない一行。そのためにとった策が何とも奇妙というか何というか。アンケートハガキのイラストは何なのかと思いましたが、最後まで見て納得です。こういうお遊びは嫌いじゃないです(笑)
いよいよドラゴンの目撃地点まで来た一行ですが、まっとうに戦えるんだろうか?
4巻に続きます!
田島家マジックで名前呼び!「おおきく振りかぶって」27巻
おおきく振りかぶって(27) (アフタヌーンKC) 著者:ひぐち アサ 講談社(2016-07-22) Kindle版:おおきく振りかぶって(27) (アフタヌーンKC) |
ふらっと本屋に立ち寄ったら、いつの間にか出ていた「おおきく振りかぶって」の27巻を発見。即買してきました。大体半年ペースくらいで新刊が出るので、発売日把握してないから、つい買忘れちゃうんですよね。まぁ、それでも、刊行ペースはHUNTER×HUNTERやドリフターズよりはるかにマシですが(笑)
あらすじ
フォーム改造が裏目に出た三橋は制球力を失い、秋季県大会で強豪・千田高校相手に実力を出しきることなく敗退してしまう。その後、次の大会に向けて練習をしていきたい三橋達だが、テスト期間が近いため満足に練習時間が取れずにいた。そんな中、田島の提案により、三橋、田島、阿部、泉の4人は田島家で練習を行う。練習の準備をする中、田島家で阿部と泉が目撃したのは「レン」、「ゆうくん」とお互いを名前で呼び合う三橋と田島の姿であった。
感想
表紙は三橋と田島!
これまでも兄弟みたい(田島が兄で、三橋が弟)に仲の良い姿が描かれていましたが、今巻ではいつの間にか名前呼びするまでになっていた事がわかります。まぁ、この理由も読んでみたら納得ですが(笑)なので、今回の主役の2人が表紙を飾るのも納得です。というか三橋がこんなに笑顔なのは中々レアですよね。
コントロールが定まらない三橋
勝手にフォーム改造を進めたことで、武器である制球力を失ってしまった三橋。これまで強敵を相手にできたのは三橋の制球力あってこそでしたから、頼みの綱がなくなってしまった今どうなっていくのか心配ですね。ただ、今回の件で三橋が自制することを覚えたのは良い傾向です。ほっとくと故障しかねないので。
田島家マジック
いきなり「レン」、「ゆうくん」と呼び合うのは阿部と泉だけじゃなくて読者もびっくりですよ!いつの間にそんなことになったのかと思いましたが、三橋は田島家によく来ていて、さらに田島家が自然と名前呼びにならざるを得ないような環境なので、納得しました。すごいな、田島家。田島母の「レンは餌付けが簡単」って言うのは笑いましたが。確かに、何でも美味そうに食うし(笑)阿部や泉も三橋のことを「レン」と名前呼びし始めましたが、三橋は阿部のことを「タカヤ」と呼べない様子。果たして次巻では呼べるようになるのか?呼んでくれるとバッテリーの仲も安心なんですけどね。
頼もしいコーチの存在
故障にこだわる阿部を納得させた、その理論はすごいなと思いました。確かに「バランス」は大事ですよね。バランスが悪いとどっかしらに負荷がかかりますから。私もバランスが悪くて右肩の調子が悪くなってしまってるので、どこかで正さないと・・・。それにしても自身も故障で投げれなくなってしまったというコーチの「故障はさせない」という言葉は頼もしい限りですね。やっぱり、指導者は大事ですね。
疎外感を感じるキャプテン・花井
いきなり名前呼びになっている三橋、田島、阿部、泉を見て、驚愕の表情を浮かべる花井。チームメイトがいきなりそんな変化をしていたら、キャプテン的にはかなり気にしてしまいますよね(笑)その秘密は田島家にありということで、花井も誘われますが、花井はこれを断ります。代わりに行った栄口も翌日名前呼びになってるのを見て、花井は涙目になるわけですが、花井が行きたがらないのは間違いなく自分の名前は呼ばれたくないからですよね(笑)
三橋が制球力を失った前巻は不安しかありませんでしたが、今巻で西浦メンバーの親睦も深まり、さらに頼もしい指導者の存在もあって、なんとかなるんじゃないかと思わせてくれますね。
次巻では西浦メンバーが田島家にお邪魔するようです。花井の運命やいかに!
トップヒーローの重責。「僕のヒーローアカデミア」4巻
爆豪、轟を抑え予選を1位通過したデク。喜びもつかの間、次の競技の騎馬戦で大変なことになってしまいます。それでは4巻の紹介です。
あらすじ
白熱する体育祭は2回戦を迎え、ますますヒートアップする。注目の2回戦の競技は「騎馬戦」。予選通過順位に応じたポイントが振り分けられ、騎手・騎馬の合計ポイントが書かれた鉢巻を取り合うルールだ。トップ通過のデクはなんと”1000万ポイント”を与えられ、皆から狙われる立場となってしまう。何とかお茶子を仲間にしたものの、己の未熟を痛感しデクに挑む決意をした飯田には断られてしまう。そこへ声をかけてきたサポート科の発目明と同じクラスの常闇踏陰を加え、デクを騎手とした騎馬が完成する。それぞれのチームデクに襲いかかる。デクは無事にポイントを死守出来るのか。
感想
デクVS轟
何と言ってもデクと轟の一騎打ちが一番の見所でしょう。デクの騎馬はお茶子の個性で騎馬を軽くし、発目の発明品で機動性を上げ、常闇の個性で防御力を上げるというもの。一方、轟の騎馬は上鳴と八百万の個性で防御を固め、飯田の個性で機動力を上げるというもの。双方騎馬の能力的には互角っぽいですが、騎手の個性的には轟のほうが有利そうですね。しかし、そこでデクが轟の弱点を上手くついて互角の勝負を繰り広げるのが魅せてくれます。最後は予想外のキャラクターの活躍で決着しますし、本当に名勝負でした。
頑なな完璧主義者
他のカードで良かったのは、爆豪と物間の戦いも面白かったですね。散々A組に絡んできたB組の物間ですが、計算高いキャラで、爆豪も苦戦を強いられます。それにしても性格がどっちもアレなカードですね(笑)
最後はヒーローとしての志の差で爆豪が物間を打ち破りますが、まさに”Plus Ultra”ですね。
轟親子の確執
轟がNo.2ヒーローのエンデヴァーの息子ということがわかりますが、どうやら確執がある様子。そのため炎の個性の方は使わないみたいですね。この確執がどう氷解していくのか、両方の個性を使う轟がどれだけ強いのか、今後が楽しみです。
騎馬戦の後は1対1のガチンコ勝負!個性同士がぶつかり合います。
果たして誰が決勝に進むのか!?5巻へ続きます。
新たなる戦い。雄英体育祭始まる!「僕のヒーローアカデミア」3巻
ちょうどアニメで放映されたのがこの巻の途中までで、2期に放映されるその続きの雄英体育祭が序盤で最も盛り上がるところですね。そんな3巻の紹介です。
あらすじ
オールマイトの登場と生徒たちの踏ん張りにより、敵の襲撃は失敗に終わる。敵の脅威を目の当たりにした生徒たちは落ち着かない日常を送っていた。そこへ新たな戦いの知らせが舞い込んでくる。その戦いの名は「雄英体育祭」。クソ学校っぽいイベントが今始まる!
感想
究極の脳筋・オールマイト
対オールマイト用に用意された「ショック吸収」と「超再生」の個性を持つ「脳無」という敵に、オールマイトは苦戦を強いられます。だが、しかし、そこは平和の象徴、No.1ヒーローのオールマイトがその底力を見せつけます。有利な個性を用いるとか策を弄するとか、そんな回りくどいことはせず、真正面から力でねじ伏せるという選択が熱すぎます。この圧倒的な安心感が平和の象徴たる所以なのでしょうね。
雄英体育祭開幕!
敵を退けた後、落ち着かないクラスの面々に伝えられたのが、体育祭の開催です。学生らしく皆テンションが上がるのが微笑ましいです。そんな中、轟がデクに宣戦布告をします。それに対し、デクも一歩も引くことなく応える姿が勇ましい。そんな2人をみて面白くない様子の爆豪。3人が体育祭でどう争いを繰り広げるのか、期待が高まります。
圧倒的実力・轟焦凍
ビルを丸ごと凍らせたりできるとんでもない個性の轟ですが、この体育祭でもその個性が存分に発揮されます。さらに頭が切れ判断力もあり、A組の中でも飛び抜けてる感じです。しかし、他のA組の面々も轟の妨害をくぐり抜けて追従します。純粋な戦闘なら轟が圧勝しそうですが、こういう競技だと個性の使い方次第で誰でもチャンスがありそうで面白い。
デクの奇策
そんな中で個性が使えない(使うと自壊してしまうので)デクはトップから離れてしまいますが、予想外の方法でトップに肉薄します。単純な身体能力だと、ブートキャンプのおかげで他の生徒より高そうですし、やりようはあるんですね。
ヒートアップする体育祭は4巻へと続きます!